保育士転職サイトは、多くの求人案件が掲載されており、とても重要です。転職活動では「自分に合う保育園に出会えるか不安…」「入りたい保育園に入れるか自信がない…」と、不安で一杯だと思います。
保育士業界に特化した転職サイトはいくつもありますが、どのサイトが一番使いやすいのか、本当のところが気になりますよね。今回保育士ナレッジ編集部が調査し、解説したいと思います。
目次
1. 転職活動における保育士転職サイトとは
B子
私も転職する時にたくさんサイトに登録したな～。サイトによっては登録後すぐに電話がかかってきて、まだ何も具体的に決まってないのにたくさん質問がきて転職する気がちょっと薄れた時期があったんですよね
サイトに登録しないと求人が見れなかったり、登録もたくさん入力しないといけなかったりで結構めんどうなところもあるわね
A子
B子
最初から登録するのは避けたいですね
この記事では転職サイトの使い方について詳しく紹介しているから参考にしてみて！
A子
転職活動をする時、一番身近な転職ツールは転職サイトです。転職活動の際に参考になるのは転職サイト以外にも、お友達から聞いた園の評判や転職エージェント、コロナ禍で今は下火ですが転職フェアといったイベントもあります。
ただやはりできるだけたくさんの求人案件の中から自分の条件に合う保育園を探す場合、転職サイトが一番手軽で便利だと思います。リクナビネクストやマイナビといった誰もが知っている有名な大手の転職サイトは安心できますし、業界特化型の転職サイトも多種多様な求人案件がありそうな気がします。
いずれにしても、転職活動にとって理想の転職サイトは、以下のような感じでしょうか。
・いろんな種類の求人案件があり、かつ掲載件数も多い
・スマホでも使いやすく、探したいところにすぐ行ける
・情報の信頼性が高い
2. 転職サイトのランキングは怪しい！？
ネットで「保育士転職サイト」もしくは「保育士求人」と検索すると、いろんな転職サイトが出てきます。特に初めて転職活動する方は、どの転職サイトが良いのかわからず必ず迷ってしまうと思います。
そんな時に便利なのが、「比較サイト」や「人気ランキングサイト」です。やはり客観的な指標で分析された転職サイトの人気ランキングを教えてくれると、誰もが参考にしたいと思うでしょう。例えばAmazonなどのネットショッピングで、「売れ筋ランキング」を参考にモノを購入された経験のある方は多いと思います。
ところがネットで「保育士転職サイトおすすめ」や「保育士転職サイト口コミ」と検索すると、「保育士求人比較サイト＆ランキングは嘘ばかり」「転職サイトにはウソがいっぱい」といったコンテンツも出てきます。
気になる中身を読んでみると、以下のような指摘がありました。
◆転職比較サイトに関する指摘ポイント
・ランキングの根拠が明示されていないor数字の引用元が示されていない
・保育士求人比較サイトは、転職活動している保育士にクリックさせることで収益を得ている
・保育士の転職活動の繁忙期には、1件登録すると2,000円～10,000円入る仕組み
・文章をよく読むと、誰でも書ける（保育士業界以外の人間が書いている）内容が多い
・似たデザインで、1社が複数サイトを運営している可能性がある
なかなかショッキングな指摘がされています。要約すると、「ある特定のサイトに誘導するために、あたかも客観的に比較した結果を掲載しているように装っているサイトがある」という指摘です。しかも作成している側は業界に詳しい人達ではないですが、作成した比較サイトがスマホやPCで検索した時にできるだけ上位に表示されるように注力しているので、一定の人はそれを見て信じてしまう傾向があるということです。
では、どのようにして信頼できる転職サイトを探せばいいのでしょうか？気になる見分け方をいろいろネットで調べると、以下のような指摘が見つかりました。
◆安心できる転職サイトの見分け方＆探し方
・人気の根拠を明示している（例.アンケート数、実施日時）
・個人情報登録フォームがすぐ出てこない（アフィリエイトサイトではない）
・求人案件が多数掲載されている
・上場企業が運営している
一番信頼できるのは、数字データの根拠を明示していることです。「厚生労働省の統計データ」や「総務省の調査データ」、「有名コンサルティング会社の分析データ」といった出典が明記されている場合は信頼できます。
あとサイトの運営会社も重要です。やはり株式会社組織で、おなじ業界の運営会社が信頼度は高いでしょう。そういったチェックをした上で、信頼できるサイトを上手に使いこなしていくことが、転職活動を成功させるポイントになります。
3. 転職サイトの評判をTwitterで調べる
みなさんも最近のコロナ関係のニュースや地震や台風といった災害ニュースなど、Twitterの情報を参考にされている方も多いのではないでしょうか。
今回、保育士が利用する安心できる転職サイトの見分け方を色々調べていると、「Twitterは個人の情報発信なので、信憑性が非常に高い。コメントだけでなく、証拠画像も投稿しているものは信用できる」という主張がありました。
事実、Twitter上に「某有名保育士求人サイトは、登録すると物凄い数の営業電話がかかってくる」という口コミが見つかりました。しかもその投稿には一日に10件以上もの着信履歴の画面が投稿されていました。こういった過激な投稿は稀ですが、転職活動を実際にしている保育士のTwitter投稿は、非常に参考になります。
例えば個人アカウントで投稿されていた例で、興味深かった例をいくつかご紹介します。
転職サイトに関するTwitter投稿事例①
前保育士だった時、私は保育士の転職サイトをこう活用した。大手の2つで情報収集と自分の相場を知る。保育士専門転職サイトで、大手にない周辺の情報を探す。そして、小さな転職サイトに保育園の情報を聞く。こうやって使い分けるのがコツ
転職サイトに関するTwitter投稿事例①
私より、〇〇〇〇さんの方がやる気がすんごい。私もやる気あるけど、「勝ち取りましょうね‼」とか言われると凄く温度感じて、私「…あ、はい…。」って引き気味の返事しちゃった（いやお前も勝ち取る気で頑張れ）
転職サイトに関するTwitter投稿事例③
〇〇〇〇からのメール配信の量が凄すぎ。「配信停止はこちら」リンクをクリックすると会員登録のページに飛ぶ。「何が何でも登録させてやろう、個人情報を集めよう」圧に心がやられたまま放置している…
転職サイトに関するTwitter投稿事例④
〇〇〇〇は、結構無理矢理転職勧めてくる。〇〇〇〇は紹介会社によるかもしれないが、応援してくれる感じ。みんなノルマがあるから必死なのは分かるが、他の仕事に向いてないとかいっちゃあ駄目ですね。
4. 求人情報を見極める力をつけましょう
転職サイトだけでなく、実はネット上で転職活動をスムーズに行うもう一つのポイントが、「求人情報の見極め方」です。そのポイントを、以下にご紹介します。
4-1. 給与や休日など待遇情報を疑ってみる
「求人広告の年収例を見て信じて入ったものの、実際は一部の優秀な社員の例に過ぎなかった」という話を聞いたことがあります。これは虚偽広告ではないギリギリの表現かも知れませんが、そういった表現にうっかり騙されてしまうと貴重な人生の時間を無駄に費やしてしまいかねません。
求人募集している保育園は、お金をかけて求人広告を出稿しています。ご存知の通りこの業界は人手不足ですから、少しでも多くの応募者に来て欲しいという思いから、求人情報には誇張した表現もあるようです。もし広告で気に入り、その待遇条件をきちんと確認したい場合は、その保育園の直接問い合わせるぐらいの丁寧さがあってもいいですね。
4-2. 求人広告の写真で園の姿勢がわかる！？
写真は、その保育園を見極める上で大切な要素です。文字だけではわかりにくい保育園の雰囲気が感じ取れますし、実際に働いているスタッフさんの顔が見えるだけで安心できますよね。
求人広告や保育園のホームページに、たくさんの保育士さんが笑顔で写っているのは、採用活動の大切を認識し、そのための手間をかけようとしている保育園です。やはり「新しく来てくれる人のために！」と撮影に協力している姿勢が写真からわかり、そういった保育園は人間関係も良好な確率が高いそうです。
4-3. 求人情報が細かいところは信頼できる
さきほどの写真もそうですが、「良い人に来てもらいたい！」と採用に熱心な保育園は、できるだけ細かい情報を求人広告に掲載する傾向があるようです。
またそういった保育園は、細かい情報を出せるほど中身が充実している保育園ともいえます。「データに具体性がある」「仕事内容が具体的に詳しく表記されている」といったポイントを意識して求人広告を見るのは、良い保育園探しには必要不可欠な作業です。
4-4. いつも掲載されている保育園は避ける
これはよくいわれることですが、人の出入りの激しい保育園は何らかの問題を抱えている場合がほとんどです。それは、人を採用してもすぐに退職してしまうから、求人広告がいつも掲載されているわけです。
なので、求人広告の常連になっているような保育園はなるべく避けましょう。
転職サイトを上手に活用することで、運命の保育園と出会えるかも！？
5. まとめ
転職活動において、「どんな保育士転職サイトを使うか」「求人情報をどう見るか」といったポイントは、とても大切です。転職活動はそんな頻繁に行うものではないだけに、その時出会った保育園が、あなたの人生の大切な時間を占めることになるわけです。
やはり信頼でき、かつ使いやすい転職サイトを早めに見つけ、「自分の理想の職場」を早く見つけられるように使い慣れすることが大事です。
自分自身の人生の大事な選択肢が決まる活動ですから、事前にしっかり準備し、ベストな状態で臨みましょう。
今回は転職サイトを初めて使う方を想定し、その入り方を解説しました。次回は、具体的なサイトの使い方や情報の見方、そして最後に応募におけるポイントを解説する予定です。
是非ご期待下さい！
