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保育園の職員紹介ボード|年齢別の作り方&デザイン例10選!

進級や入園を控え、新しい環境に緊張する子どもたちや保護者の方も多いのではないでしょうか。

そして、それは保育士にとっても同じこと。

新しい子どもたちを迎え入れるにあたり、「早く名前を覚えてもらいたい」「保護者の方にも安心してもらいたい」と思う一方で、準備することが多く何から手をつけるべきか悩んでいる先生方もいるかもしれません。

そんな時に役立つのが、「職員紹介ボード」です!

職員紹介ボードを工夫することで、子どもたちが先生に親しみを持ちやすくなり、保護者とのコミュニケーションのきっかけにもなります。今回は、子どもたちの年齢や発達に合わせた「職員紹介ボードの作り方」を詳しくご紹介します。


制作

1. 職員紹介ボードのねらい

職員紹介ボードは、新しい環境に不安を感じる子どもたちや保護者にとって、先生の顔と名前を覚える助けになります。

また、スムーズなコミュニケーションのきっかけにもなります。

特に、子どもたちの年齢や発達段階に応じた工夫を取り入れることで、より親しみやすさが生まれ、保育園に早く馴染めるようになります。

2. 年齢別職員紹介ボードのアイデア

2-1. 職員紹介ボード【0歳児編】

0歳児はまだ視覚が発達している途中のため、大人と同じように色や形を識別することはできません。そんな0歳児が先生を認識しやすくするための職員紹介ボードの工夫を見ていきましょう。

🔹 0歳児向けのポイント

  • 視覚の発達が未熟なため、シンプルなデザインを心がける。
  • 最初に認識しやすい「丸い形」を取り入れると安心感を与える。
  • コントラストのはっきりした色を使い、モノトーン+アクセントカラーなどを意識。
  • 先生の顔写真を大きく配置し、なるべく表情が分かりやすいものを選ぶ。
  • 「○○せんせい」と呼び名をシンプルに書くことで、保護者にも分かりやすくする。

📷 0歳児向け職員紹介ボードの例

保育園の職員紹介ボードの例 0歳児向け1

2-2. 職員紹介ボード【1歳児編】

1歳児は自分で動ける範囲が広がり、周囲の物事に対して強い興味を持つようになります。

特に、動くものや自然に対する関心が高まるため、ボードのデザインにも工夫が必要です。

🔹 1歳児向けのポイント

  • 動くものや自然に興味を持つため、動物や昆虫、草花のイラストを取り入れる。
  • 色の認識が発達してくるため、カラフルなデザインにすると楽しい雰囲気に。
  • 先生の名前を呼ぶことが増えるため、大きく読みやすいフォントを活用する。
  • 「○○せんせいは、〇〇がすき!」などの簡単な文章を入れると、子どもたちが親しみやすくなる。

📷 1歳児向け職員紹介ボードの例

保育園の職員紹介ボードの例 1歳児向け1

2-3. 職員紹介ボード【2歳児編】

2歳児は「なぜ?どうして?」といった疑問を持つ力が強くなり、言葉の発達が急速に進む時期です。

したがって、興味を引くデザインや内容を意識すると効果的です。

🔹 2歳児向けのポイント

  • 先生の好きな食べ物や趣味をクイズ形式にすると、興味を持ちやすい。
  • 「はたらくくるま」や「電車」など、男の子・女の子問わず人気のあるテーマを活用する。
  • 「○○せんせいは、〇〇をするのがすき!」など、簡単な質問と答えをセットにする。
  • 先生の似顔絵やキャラクターを入れると、より親しみやすい。

📷 2歳児向け職員紹介ボードの例

保育園の職員紹介ボードの例 1歳児向け2

2-4. 職員紹介ボード【以上児編】

以上児(3歳以上)になると、周囲の世界への興味がより広がり、色や形の違いにも敏感になってきます。

また、友達との関わりも増え、言葉を使った遊びや会話を楽しむようになります。

🔹 以上児向けのポイント

  • カラフルなデザインやユニークな形を活用し、子どもたちの関心を引く。
  • 先生の好きなものや趣味を取り入れ、親しみを持ちやすくする。
  • 自己紹介をクイズ形式にすると、子どもたちが楽しみながら覚えられる。
  • 「〇〇せんせいの好きな食べ物は?」「〇〇せんせいの得意なことは?」など、質問形式を取り入れる。
  • 絵本やお話に興味がある時期なので、先生の好きな絵本を紹介するのも効果的。

📷 以上児向け職員紹介ボードの例

保育園の職員紹介ボードの例 以上児向け1

🔹 生活習慣が身につき、食への関心が高まる

3歳以上になると、食べることへの興味がより強くなり、好き嫌いもはっきりしてきます。

したがって、食に関するテーマを取り入れた職員紹介ボードもおすすめです。

  • 先生の好きな食べ物ランキングを作ってみる。
  • 「〇〇せんせいは、朝ごはんに何を食べたでしょう?」といったクイズ形式にする。
  • 「先生のおすすめ給食メニュー」などを紹介するのも面白い。

📷 食育を取り入れた職員紹介ボード

保育園の職員紹介ボードの例 以上児向け2

🔹 言葉の発達が進み、会話を楽しむ

語彙が増え、先生や友達との会話がよりスムーズになり、ストーリーのある物語を楽しめるようになります。

  • 先生の好きな絵本を紹介し、その内容について話し合う。
  • 「〇〇せんせいは、子どものころどんな遊びが好きだった?」など、過去のエピソードを入れると興味を持ちやすい。

📷 物語性のある職員紹介ボード

🔹 ルールのある遊びを楽しむ

他者との協力やルールを守ることを学び、また、みんなで遊ぶことができるようになります。

📷 職員かるたで楽しく紹介!

「好きな〇〇」や趣味を読み札にして、子どもたちとの会話のきっかけ作りに役立ててみましょう。

3. 編集部的豆知識

子どもの発達において、色や形の認識は非常に重要な役割を果たします。

🔸 色の認識と影響

  • 0歳児はモノトーンやコントラストの強い色を好む。
  • 1~2歳になると、赤・青・黄色などの原色を認識しやすくなる。
  • 3歳以降は、細かい色の違いを理解できるようになる。

🔸 形の認識と発達

  • 最初に認識しやすい形は。丸いものは安心感を与える。
  • 2歳以降になると、三角や四角などの形を区別できるようになる。
  • 3歳以上では、複雑なデザインやイラストにも関心を示す。

4. まとめ

職員紹介ボードは、新年度のスタートをスムーズにするための大切なツールです。

年齢ごとに適したデザインや工夫を取り入れることで、子どもたちや保護者にとってより親しみやすく、楽しいものになります。

ぜひ、園の環境に合わせてオリジナルの職員紹介ボードを作成してみてください!

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