ファミリーデイに向けて、感謝の気持ちを伝える製作活動はいかがですか？
家庭の多様性に配慮し、母の日や父の日の代わりに「ファミリーデイ」を実施する園も増えてきました。
今回は、年少・年中・年長それぞれの発達段階に合わせて楽しめる、“手作りのお花”の製作アイデアをご紹介します。
子どもたちが思い思いに表現したお花を通して、日頃の「ありがとう」の気持ちがご家庭にあたたかく届きますように──。
1. 園児がファミリーデイにお花を作る狙い
保育園には未満児から年長児まで、さまざまな発達段階の子どもたちが在園しています。
今回の製作活動では、年齢や発達に応じた表現ができるよう配慮しながら、子どもたち一人ひとりが自由な発想で取り組める環境を大切にしました。
色や形にとらわれず創造力を発揮しながら、自分らしさを表現する喜びを感じることを目的としています。
子どもたちの成長や個性がにじむ作品を通して、ご家庭の方々にもその育ちを感じていただけるような活動を目指しました。
C子
ファミリーデイにおうちの人に何かプレゼントできたらいいですね！
年少さんから年長さんそれぞれの成長に合わせて、お花を作って贈るのはどうかしら？
B子
A子
色や形にとらわれず自由な発想で作ってもらったらいいと思うわ！
1-1. バラの作り方【年少編】
1. A4サイズの画用紙2枚、鉛筆、消しゴム、はさみ、マスキングテープ、クレヨンを用意します
2. 画用紙を半分に折り、花の形を描きます
3. 枠を切ります（難しい場合は、保育士が切ります）
4. 切った画用紙を白い画用紙に貼り付け、マスキングテープを小さく切って内側に貼ります
5. 好きな色のクレヨンで色を塗ります
6. 外枠を取り、マスキングテープを剥がします
7. 花瓶や葉っぱ、言葉やイラストを描いて完成です
1-2. バラの作り方【年中編】
1. アルミ箔、水性ペン、霧吹き、クッキングペーパー、トイレットペーパーの芯、はさみ、のりを用意します
2. アルミ箔に水性ペンで色を塗り、霧吹きで色を散らします
3. クッキングペーパーをかぶせて色を移します
4. 端にトイレットペーパーの芯の形を書き写します
5. 芯に合わせて畳んだクッキングペーパーを切ります
6. 切ったペーパーをばらします
7. 芯に貼り重ね、花の形を作っていきます
8. 芯が見えなくなるまで貼りつけます
9. 芯から外せば完成です
1-3. バラの作り方【年長編】
1. ペーパータオル、水性ペン、ボンド、霧吹きを用意します
2. ペーパータオルを縦に二つ折り→さらに縦に半分折ります
3. 折り目でカットして4枚に分けます
4. 花びら状に切り、計16枚用意します
5. アルミホイルの上に4色の水性ペンで色を塗ります
6. 霧吹きで水をかけてにじませ、乾かします
7. 花びらを4色に分け、ボンドで巻きながら重ねていきます
8. 全部で16枚巻いたら、立体的なバラの完成です
2. 編集部豆知識
製作って、子どもの「自己肯定感」を育てているんです！
はさみでチョキチョキ、のりでペタペタ…一見シンプルに見えますが、実は発達にとってとても大切な活動。
手先を使ったり、「どうしようかな？」「こうしたらどうなるのかな？」と考えることで脳が活性化され、集中力や創造力が自然に育まれます。
「やってみたい！」「できた！」の経験が、子どもたちの自信にもつながっていきますよ♪
3. バラのつくりかたのまとめ
今回、ファミリーデイのプレゼント製作としてご紹介した、年少さんから年長さんまでそれぞれの発達に合わせたバラの作り方はいかがでしたか？
バラの色にとらわれず、子どもたちの自由な発想と創造力を活かして、世界に一つだけのお花が完成しました。
ファミリーデイにぜひ子どもたちの作品に込められた想いを感じてみてくださいね。
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