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七夕飾りの製作を年齢別にご紹介!

7月7日は七夕。七夕の由来を詳しく知らない子どもたちでも、短冊にお願いごとを書くことで自然とわくわくした表情を見せてくれますよね。今回はそんな七夕をもっと楽しめるように、子どもたちと一緒に作れる七夕飾りの製作を年齢別にご紹介いたします。

制作

1.七夕飾り製作でのねらい

七夕飾りの製作のねらいは「季節の行事に親しみを持つ」ことや「製作を通して興味や関心を持つ」ことの他に、「様々な素材に触れて創造性を育む」ことなどが挙げられます。子どもたちと一緒に七夕飾りの製作を行う際に、行事の由来を伝えたり、それぞれの飾りの持つ意味を話したりすることで、より関心を持ってもらえるようになるかもしれません。

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C子

もうすぐ七夕ですね。子どもたちにもっと親しみをもってもらうにはどうすればいいでしょうか?

それなら、七夕飾りを一緒に作ってみるのはどうかしら。

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B子

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A子

飾りにも一つひとつ意味があるから、年長さんにはそれを伝えるのも良いわね。

1‐1.七夕飾り製作【未満児編】

●足スタンプで作る織姫と彦星と天の川

〈準備する物〉
・スタンプ台または絵の具+スポンジ
・画用紙
・顔の台紙(保育士が作成)
・丸シール(黒8mm×4、赤16mm半円×2)
・のり

〈作り方〉

  1. スタンプ台や絵の具を使って、画用紙に子どもの足形を取ります。
  2. 足形のまわりを1cmほど余白を残して切り取ります。
  3. 顔の台紙に丸シールで目と口を貼って顔を作ります。
  4. 足形部分に顔をのりで貼り付け、織姫や彦星に仕上げます。
  5. 別の画用紙に指や手のひらを使って自由にペイントし、乾いたら波型やカーブ状に切って天の川に見立てます。
  6. 織姫・彦星のパーツと天の川を一緒に壁面などに飾り、全体で一つの七夕飾りとして完成させます。

※複数の作品を繋げて、共同制作にするのもおすすめです。
※発達に応じて無理のない内容に調整しましょう。

 

1‐2.七夕飾り製作【3歳児編】

〇ひし形つなぎ

〈準備する物〉

・折り紙
・のり
・はさみ

<作り方>

①折り紙に十字の折り目を付けます。

②折り目に沿ってはさみで切り、ひし形のパーツを作ります。
(個別の発達に応じて切ったものを準備しておく。)

③角にのりをつけてパーツを繋げて完成です。

 

〇輪つなぎ

①折り紙を縦に三つ折りにして開きます。

②折り目に沿ってはさみで切ります。
(個別の発達に応じて切ったものを準備しておく。)

③端にのりを少量付け、輪を作ります。

④次の折り紙を前の輪に通してから端をのりでとめ、繰り返してつなげていきます。

1‐3.七夕飾り製作【4歳児編】

〇マーブリングで吹き流し

〈準備する物〉

・バットや桶、水、洗濯のり(1:1で混ぜる)
・竹串や割り箸
・アクリル絵の具
・スポイト
・画用紙
・はさみ
・紙コップ
・のり(子ども用)

①水と洗濯のりを混ぜた液体をバットに用意します。

②水で薄めたアクリル絵の具をスポイトで①に垂らします。

③竹串などでゆっくりと模様を作ります。

④画用紙を水面にそっと置き、数秒待ってから引き上げて乾かします。

⑥乾いた画用紙を細長く切ります。

⓻模様の面を外にして紙コップの淵に1周貼り付けます。

1‐4.七夕飾り製作【5歳児編】


〇紙テープでお星さまづくり

〈準備する物〉

・紙テープ(約1.5cm×30cm)
・針と糸

<作り方>
①紙テープの端を固結びにし、五角形になるように意識しながら結び目を潰します。
※破けないようにご注意ください。

②端を隙間に差し込み固定します。

③残りの紙テープを五角形の辺に沿って折り進めていき、五角形の形が整ったら、残りの端を中に差し込みます。

④各辺を指で押して立体的な星に仕上げます。

⑤糸を通してつなげ、モビールのように飾ると素敵です。

2.編集部豆知識

七夕について子どもたちに聞かれても、うまく説明できるか不安な方も多いのではないでしょうか。ここでは、保育の現場で子どもたちに伝えやすい七夕の由来や短冊の色の意味について、わかりやすく解説します。

七夕は、中国から伝わった織姫と彦星の伝説「乞巧奠(きっこうでん)」と、日本古来の「棚機(たなばた)」という行事が合わさってできたものです。機織りが得意な織女(しょくじょ)にあやかって、手芸や裁縫の上達を願う日とされ、日本では水辺で禊を行いながら機を織る行事も行われてきました。

【七夕伝説(よく知られるお話)】
神様の娘である織女と、真面目に働く牛飼いの青年・牽牛は、神様の計らいで出会い結婚しました。しかし、結婚後は怠けて仕事をしなくなり、神様が怒って二人を天の川の両岸に引き離してしまいます。悲しみにくれた二人を見て、神様は「真面目に働くなら年に一度だけ会わせてあげる」と約束しました。こうして、七夕の夜にはカササギが橋をかけて二人が会えるようになったと言われています。

また、「たなばたさま」の歌詞にも出てくる「五色の短冊」は、次の五色に意味があります。

五行意味
青(緑)成長・人間力・健康を願う
感謝・情熱・親への尊敬
安定・人間関係の調和
清潔・正義・義務感
黒(紫)学業成就・知識・健康

この色の意味を知っていると、子どもたちに短冊の色選びについて話題を広げるきっかけにもなりますよ。

3.年齢別七夕飾り製作のまとめ

いかがでしたか?今回は年齢ごとの発達に応じた七夕飾りの製作アイデアをご紹介しました。七夕の行事を通じて、子どもたちは季節や文化に親しむことができます。飾りを作るだけでなく、絵本を読んだり、由来や意味を伝えたりすることで、行事への関心もさらに高まるでしょう。

また、子どもたちや保護者の方に短冊を書いてもらうことで、夢や将来の目標について話す良い機会にもなります。今年の七夕も、素敵な思い出をたくさん作ってくださいね。

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